芝生の歴史
アフリカ発イギリス経由あなたの庭へ
芝生の歴史(世界)
最初に芝生を植えた韓国人
古代朝鮮では王宮前の広場や墓地に芝生が貼られていました。今でも新羅の古墳は芝生に覆われています。
(写真は慶州市公式サイトから転載)
韓国庭園には芝生が無い
しかし、伝統的な韓国庭園には芝生は見られません。
実は、庭や公園の芝生は、遠くアフリカからやってきたのです。(韓国でも広場に芝生を植えた例はあります)
アフリカの草原から
はるか昔、アフリカ人は火を使って草原を管理していました。やがて家畜の飼育が始まり、牧草地が作られるようになります。
やがて、放牧はアジアからヨーロッパまでさまざまな地域で行われるようになります。
イギリス風景式庭園
牧草地を庭に取り入れたのはイギリスの地主貴族たちです。広大な敷地に田園風景を再現したイギリス風景式庭園では、一面に芝生が植えられました。
芝生はやがて中産階級や庶民の庭にも普及、さらにイギリス風景式庭園のみならずフランス平面幾何学式庭園をはじめ様々な様式の庭で使われるようになり、欧米の住宅では芝生はごく一般的な存在となったのです。
スポーツターフ
サッカー場・野球場・ゴルフ場の芝生も、イギリスの牧草地由来です。これらのスポーツも、元々は草原で行われていました。
日本の芝生
日本では、大名庭園などで芝生が栽培されていましたが、本格的な普及は明治以降です。
日本は高温多湿のため、山地や北海道を除きヨーロッパ産牧草の生育には適していませんでした。このため、高麗芝Zoysia matrella(植物学的にはコウシュンシバ)が多く植えられています。高麗芝は病虫害に強く、刈り込みの頻度も少なくて済みますが、牧草と比べ踏み付けに弱いという欠点があります。
気候が冷涼な北海道は牧草の生育に適しており、牧草(西洋芝)による芝生が作られてきました。
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