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ビオトープ型屋上緑化

 野生動植物の生育場所となる

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さまざまな屋上緑化工法
工法特徴
森林型 最大の環境改善効果が得られるが、コストも高く、荷重も大きくなる。
庭園型 商業施設に最適。軽量型はご家庭のベランダやバルコニーにもおすすめ。
菜園型 収穫の喜びを得られる。ご家庭や学校・病院・保育園におすすめ。
芝生型 軽量で管理も庭の芝より容易。今世紀の標準工法。
コケ型 ビル上層部外壁など通常の緑化が困難な場所に適します。
ミズゴケ型 希少動植物の生育場所になる。荷重はやや重め。
セダム型 良好な状態に保つには、きめ細かい手入れが必要です。
ビオトープ型 学校向き。野生動植物の生育場所となります。
草原型 省管理なので工場やアパートの屋上に適します。
パーゴラ型 壁面緑化の応用。通路の上や塔屋も緑化できます。

ビオトープ型

野生動植物の生育場所となります。学校向き。

ビオトープ型

概要

野生生物の生育環境を作るものです。利用法に基づく分類であり、森林型の大規模なものから、芝生の片隅に野生生物の生息場所を作った小規模なものまであります。当然、費用は千差万別です。
なお、ビオトープには池を設置することが多いですが、池は必須ではありません

注意点

既存の建物に大きな池を作る場合、わずか水深6pで重さの限界に達します。このため、池周辺を軽量化して荷重を分散させる必要があり、池は小規模なものになります。
ビオトープは自然の要素を狭い場所に詰め込んでいるため、放置すると植物のバランスが取れずに藪となり、かえって生物多様性が低下します。このため、適切な維持管理が不可欠となります。大型ビオトープの場合は管理責任者を置くか、専門業者とのメンテナンス契約をお勧めします。
なお、保育園や飲食店など幼児か酔っ払いのいる環境では、溺死事故の危険があるため、池を造る場合は柵で囲むか丈夫な金網を載せる必要があります(水深5cmもあれば人間は簡単に溺死します)。

お勧めは?

学校や個人宅に適しますが、手入れを怠ると見た目が悪くなるため、十分な管理の困難な施設には向きません。重さと予算に制約のある建物、つまりほとんどの建物では、あまり大規模なビオトープは作れませんが、カンボー薄層芝緑化と併用して荷重を削減すれば手軽にミニビオトープを作ることができ、トンボ(止水系を好む種)や蛍(ヘイケボタル)なら生育させられます。
ただし、ホタルに関しては現時点では安定した累代飼育はできておりませんので、ホタル用ビオトープの施工は承っておりません。

(参考)草原型

管理を最小限とした草原型屋上緑化も野生生物の成育場所として優れた特性を持ちます。
小型コオロギ類は定着を確認しております。大型コオロギ類・ケラ・ミミズ等は生息は確認していますが、繁殖しているかどうかは未確認です。

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ミズゴケ型

湿原を作り、希少動植物の生育場所とします。詳細はミズゴケ型を参考にしてください。

ミズゴケ型

概要

屋上にミズゴケ湿原を再現するというものです。
潅水不要(旱魃時除く)・除草不要という低コスト、高い洪水防止効果、湿地性希少植物の増殖など多くの長所を持ちます。

注意点

吸水したミズゴケは重い

雨が降るとミズゴケはたっぷり吸水し、とてつもなく重くなります。一方、ミズゴケ層を薄くすると晴天に耐えられませんから、潅水装置が必要になります。

ミズゴケは暑さが嫌い

ミズゴケは暑さに弱く、現在の工法では、大阪・福岡など日本南部の高温多湿な都市部ではミズゴケが枯れて腐敗する可能性があります。なお、東京では成功したという報告があります。

緑化面は湿地

当然ながらずぶずぶの湿地ですから、その上に寝転がることはお勧めしません。外から眺めて楽しむだけにするか、歩道や飛び石の整備が必要です。

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防水工事と屋上緑化は、大阪府守口市の(株)カンボーまで

カンボー都市緑化研究所
〒 570-0015 大阪府守口市梶町4-12-5 お問い合わせ

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