薄層芝緑化工法の比較
目的に合わせ最適な薄層芝緑化を選びましょう!
カンボー薄層芝緑化システムは、基盤に竹製のBLグリーンマットを使用した軽量緑化システムです。
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薄層芝緑化とは?
軽量の植栽基盤で天然芝を育てる工法で、言うまでもなく屋上緑化では現在主流の工法。重さは概ね60kg/m2以下であり、既存の建物でも全面緑化が可能。特に軽量の工法は、当社薄層芝緑化のように、芝生だけではなく花壇・菜園との併用も可能です。
カンボー薄層芝緑化システム
傾斜対応
・天然素材
潅水必須
BLグリーンマットにより、最小30kg/m2(概ね30〜45kg/m2)という軽量、比較的手頃な価格、環境負荷を最小化した植栽基盤という特徴を持ちます。
保水力が乏しいため、人工潅水装置が不可欠となます。水道代は、一般家庭なら通常は月1000円以下です。
植物性基盤型なので徐々に植栽基盤が分解しますが、BLパウダーを補充することで半永久的寿命を実現しました。
これは、植物性基盤の弱点である「分解する」という特徴を逆手に取り、余剰物の蓄積を回避するというアイデアによるものです。
芝の種類と管理方法の選択により、美しい緑の芝生にすることも、手間要らずの草原とすることもできます。また、保水層を加えることで傾斜屋根にも対応しています。
植物性基盤型
施工容易・天然素材
経年劣化
籾殻・木材チップ等の植物性素材を植栽基盤とします。大抵はこれまで捨てられてきた材料を使用するため、リサイクルにもなります。
一方、植物性のため当然徐々に分解し、基盤材の補充ができない場合は耐久性に欠けるという欠点を持ちます。広葉樹チップなど防腐性の乏しい素材の場合は急速に腐敗が進むこともあります。
ヤシガラマット型
安価・踏みつけ耐性・保水性
環境破壊・経年劣化
植物性基盤型の一種で、ココヤシ繊維で造られたマットに木炭・ピートモスなど軽量の素材を混ぜた植栽基盤を使用します。
価格が安く、弾力性があるため踏みつけに強く、保水性が高いため潅水頻度が少なめで済むという長所とともに、保肥力の乏しさ、保水性に由来する超過重量、経年劣化が早く湿潤状態では2〜3年でボロボロになるという欠点も抱えます。
また、ココヤシプランテーション造成のために熱帯雨林が破壊されるという問題もあります。
このため、既知のある程度信頼性をもつ工法では、ヤシガラマットのみで植栽基盤とするものは無く、他の素材と組み合わせています。
織物マット型
軽量安価・踏みつけ耐性
過剰利用注意・経年劣化
麻や羊毛で織られた厚手の天然織物自体に芝を植えつけます。比較的安価・軽量なのが特徴ですが、利用頻度が高くなると1年ほどで踏み固められ、植栽面の沈下や芝の生育不良を引き起こします。
また、防腐性は低いため経年劣化の心配もあります。
セル敷設型
踏みつけ耐性
環境負荷・重い
セル構造の金属製基盤にパーライトやゼオライトを充填し、その上に芝をはったものです。金属セルが全体を支えるため踏みつけには強くなっています。
重量がやや重く、人工素材を多用するため環境負荷が大きいのが欠点です。
ユニットトレー型
施工不要
過剰利用注意
薄いプランターを並べるものです。プランターを並べるだけなので施工不要という手軽さがあります。ただし、風の強い場所では固定作業が必要です。
プランターはプラスチック製が多く、数年後に縁の部分が劣化する危険があります(底は日光・外気に晒されないのでそれほど痛みません)。
土壌中の有機物が分解すると沈下したり、土が固くなり芝の生育が悪くなるという問題も抱えています。
泥炭ブロック型
保水・排水両立
環境破壊
中国奥地の泥炭を植栽基盤にしています。このため、高い保水力・排水力を兼ね備えています。また、ある程度形を保つのでプランターは要りません。
しかし、泥炭の採掘はそれ自体が湿地の破壊という環境破壊を引き起こすとともに、気温の高い日本の都市部では急速に基盤の分解が進む恐れがあります。
土嚢型
傾斜対応
(土壌自体の劣化?)
ニット製の特殊な土嚢に土を詰めて並べ、上に芝を張る工法です。
ある程度の傾斜にも対応できると考えられます。
土嚢自体は長期間保ちますが、土が少しづつ分解・流出してゆきます。
コンクリート軽石型
高断熱性能
踏みつけに注意
軽石状のコンクリートを植栽基盤とするもので、高い断熱効果を誇ります。
硬い素材なのでクッション効果が乏しく、踏みつけに対する芝の保護が課題です。
その他の工法
他にも、さまざまな工法があります。
薄めの軽量土壌工法の表面をフェルト布(リサイクル品)で覆い、飛散を防止した工法。
繊維マットを保水層兼植栽基盤とし、泥炭粉末を敷き詰め、さらに芝で蔽った工法。
防水工事と屋上緑化は、大阪府守口市の(株)カンボーまで
カンボー都市緑化研究所〒 570-0015 大阪府守口市梶町4-12-5 お問い合わせ