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壁面緑化

 建物と一緒に成長する壁面緑化。

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つる植物

つる植物による壁面緑化は古くから知られた工法です。しかし、レンガ積みや石造ならともかく、現在の一般的な建物では直接緑化には次のような問題があります。


植物自体の荷重

壁面を緑化すると、植物自体の重さが直接壁にかかります。また、風の強い日本では風の影響もあります。このため、壁が剥がれ落ちる危険があります。

気根による壁面の劣化

植物の気根はクエン酸を中心とする微量の酸「根酸」を放出します。この酸が壁面を劣化させます。

湿気の影響

緑化すると壁面へ水分が供給され、気化熱による冷却効果が得られます。しかし、この湿気は壁を傷める危険があります。

つまり、タイル張りやモルタルなどの壁面では、直接緑化は壁を傷める危険があるのです。
一方、大型プランターを壁に設置する工法は、施工費・維持費とも莫大なものになり、さらに土の重さが設計荷重(建物が耐えられる重さ)を超える危険もあります。

カンボーでは、これらの問題を解決した壁面緑化工法を開発しました。「壁面」緑化とはいうものの、この工法は屋根にも適用可能です。(ただし、薄層芝緑化とことなり、緑化面の利用はできません)

Go!⇒工法K-LNW08(溶接金網によるネット型壁面緑化)
Go!⇒工法K-LNW07(ステンレスワイヤによるネット型壁面緑化)
Go!⇒工法K-LDW07(壁そのものを登攀面とする直接壁面緑化)
Go!⇒工法K-VLS08(繊維ネットによる緑のカーテン)

ネット壁面緑化(工法K-LNW08)の特徴

工法K-LNW08概念図

カンボーネット壁面緑化システム(溶接金網型)は、工法K-LNW07の改良型です。
ケミカルアンカーでステンレス棒を固定、ここにステンレス製溶接金網(網目200o四方)を溶接する工法となっています。このため、既存工法より施工性が高く、価格も安価となっています。

基本サイズ

ケミカルアンカーは、左右方向に3m間隔、上下方向は概ね3〜4m間隔に設置します。
ネットの規格は、幅3m・高さは3m以上の任意となります。(特注サイズも可能です)
植物の成長限界から、高さは10m前後が限界となります。

設計価格

設計価格:15,000円/m2 (本体価格。2008.4/25現在)
コンクリート壁面・幅12m・高さ8m(2階)・面積96m2の場合のm2単価です。
植栽込み。荷揚げ費・足場費用・潅水装置を除きます。
長尺苗を使用する場合は別途費用がかかります。また、壁面改修はオプションとなります。

ネット壁面緑化(工法K-LNW07)の特徴

カンボーネット壁面緑化システム(ワイヤ敷設型)は、既設の手摺り等に20cm間隔でステンレスワイヤーを張ってツル植物を巻きつかせる工法です。

価格は現場の状態により大きく変化しますが、目安として\20000/m2(100m2以上の場合)程度です。
ステンレス価格の高騰に伴い、ステンレスアングルを必要とする壁面直接施工は、当面の間工法K-LNW08を標準とさせていただきます。

緑のカーテン

市販のつるものネットは安価ですが耐久性が高くないため、強風で破損したり、短期間で劣化する危険があります。アサガオやヘチマを1夏だけ小面積で楽しみたいならこれでも十分ですが、高性能のBLネットを使用した工法K-VLS08ならば、より安心確実な緑のカーテンを実現できます。

直接壁面緑化(工法K-LDW07)の特徴

工法K-LDW07概念図

カンボー直接壁面緑化システムは、既存壁面を改修し、直接緑化可能にする汎用緑化システムです。
壁面そのものが支持基盤となり、そこに直接ツル植物を張り付かせます。

壁面の素材は、弊社の屋上緑化用防水となります。これは高い強度と耐久性、そして根酸への耐性を兼ね備えています。ただし、表面が平滑なため吸着力の弱い植物には向きません。

ちなみに、壁面に植栽ユニットを取り付ける工法は、5〜10倍の初期費用と比較困難なほどの維持費がかかります。しかも、荷重に耐える壁にしか施工できません。

設計価格は\15、000/m2(2008.2/1現在・100m2以上の場合)となります。当然、壁面改修費用を含みます。ただし、通常の建築用足場では対処できない高所では割高となります。


吸着力の弱い植物の場合

花または葉が美しいテイカカズラやツルマサキは、壁面緑化に適した植物です。しかし、これらは重くなると自重を支えきれずずり落ちる危険があります。この場合、壁の前にBLネットを張ることで、吸着力の弱い植物にも対応することができます。

壁面改修不要の直接壁面緑化

ブロック塀やバルコニーの手摺なら、漏水を心配する必要はなく壁面改修は不要です。このため、直接壁面緑化はごく安価にできます。
必要なのは、壁の下に植栽升または大型プランターを設置、植物を植えて潅水装置を準備するだけです。

元々が安価なシステムだけに、施工条件で大きく価格は変化します。このため、設計価格を示すことはできません。詳しくは弊社にご相談ください。

壁面緑化のすすめ

宣伝効果抜群の「見える」緑化
壁面緑化の特徴は、外から見えることです。つまり、直接イメージ向上につながります。

狭い空間に豊富な緑
植物を含めたシステム全体の厚さは50cm以下ときわめて薄く、道路沿いの壁など限られたスペースでも緑化できます。狭い空間でも大きな木と同等の環境改善効果が得られます。

建物の外壁を保護し、室内環境を快適に
植物が断熱層となり外気の影響を防ぎます。さらに、植物により紫外線が遮られ、壁の劣化を抑えます。これにより建物の寿命を延ばし、室内環境を穏やかにします。

多彩な壁、さらに屋根にも対応可能
同時に壁面改修を行う場合、元の壁はコンクリート打ちっ放ち・モルタル・タイル張り……と、材質を問いません。古い建物でも、壁の改修に併せて施工できます。
さらに、一部の瓦屋根等を除き、屋根にも施工可能です。

建物とともにゆっくりと成長
植物は、壁の下の地面に直接植え込みます。プランターを使わないため、システムは単純かつ低コストです。
樹種は環境条件とお客様のご要望に併せて選択します。なお、植物の成長にはある程度の時間が必要です。二階建ての場合樹種によりますが概ね3〜5年程度で完成します。
植物の種類によっては、時間はかかりますが高さ30mまで緑化可能です。

お勧めは?

新築・既存問わず壁面・屋根双方の緑化に適します。ただし、一部の瓦屋根には適用できません。また、芝生と異なり植栽面の利用はできません。
薄層芝緑化すら不可能な倉庫・畜舎・カーポートでも、つる緑化は可能です。

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点検とお手入れ

日常の保守管理はお客様ご自身で容易に行うことができます。

水遣り

植物の根は地上にあるため、通常の植え込みと全く同じです。
何らかの異常を感じた時は、直ちに弊社へご連絡ください。

剪定

基本的に剪定しなくてもOK。なお、気根でよじ登る植物の場合、窓に張り付くことがありますが、そのときは剪定します。

壁面緑化の耐久性

直接緑化された建物外壁の傷み方から推定すると、壁面改修を併せて施工した場合は各工法とも少なくとも10年以上(おそらく30年程度?)の耐久性を確保できます。

緑化できない場合

日当たりの極端に悪い場所。
耐陰性の強い樹種を選択することで、建物の北側や明るい室内も緑化可能です。しかし、窓の無い室内など極端に日当たりの悪い場所は緑化できません。

壁面・屋根にネットの固定も防水塗装もできない場合。

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緑化に使用する植物

ネット壁面緑化(工法K-LNW07工法K-LNW08)では、ジャスミン・ノウゼンカズラ・フジなどを、直接壁面緑化(工法K-LDW07)では、オオイタビ・ツタ・キヅタなどを植えます。
園芸植物だけではなく、野生種を植えることもできます。

ただし、壁の状態によっては植えられる植物に制限がある場合もあります。

詳しくは壁面緑化に使用する植物を参照してください。

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防水工事と屋上緑化は、大阪府守口市の(株)カンボーまで

カンボー都市緑化研究所
〒 570-0015 大阪府守口市梶町4-12-5 お問い合わせ

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