太陽電池用語集
太陽電池に関する簡単な説明
太陽電池の原理
シリコン太陽電池は、リンを含むケイ素(n型)と、ホウ素を含むケイ素(p型)の、2種類の半導体を貼り合わせたもので、太陽光を当てることでn型では電子が過剰に、p型では電子が不足します。
この両者を電線で結べば電子が流れます。つまり、太陽光発電が行われるのです。
単結晶・多結晶
一般の住宅用太陽電池には、シリコン多結晶型と単結晶型があります。多結晶型は、表面がやや青みがかり、光沢があります。単結晶型は、黒っぽい色をしています。
単結晶型の方がエネルギー変換効率はやや高くなりますが、値段も高くなります。
太陽光発電の効率
太陽光発電システムの効率、つまり太陽エネルギーのうち実際に使える割合は15%程度です。
ちなみに、植物の光合成は、太陽光をブドウ糖に変換する効率が最大30%程度です。
太陽熱温水器
太陽光を電気に変える太陽電池と異なり、太陽の熱で湯を沸かします。太陽電池より価格は安くなっていますが、通常、風呂や炊事用の湯の供給にしか使われません。
太陽光発電システムの構造
太陽電池セル・モジュール・アレイ
1枚の太陽電池がセルで、大きさは、概ね10〜16cm角です。
複数のセルを並べ、ガラス・樹脂等で保護した板状の物がモジュール(右写真、三菱電機)です。屋根を効率的に使うため、ハーフサイズや台形のモジュールもあります。
太陽電池アレイは、複数のモジュールにより構成された太陽電池のグループです。
パワーコンディショナー
パワーコンディショナー(右写真、三菱電機)は、太陽電池の生み出す直流電流を、交流電流に変換します。
自立運転機能を持つ機種ならば、停電時でもコンディショナーに直接コンセントを繋ぐことにより、電気の使用が可能です。
設置用部材
太陽電池モジュールを屋根に固定します。屋根に合った部材を使わないと、太陽電池システムの耐久性低下、雨漏り、結露、冷暖房効率の低下など、さまざまな問題を引き起こします。
その他
核融合発電
太陽は、天然の「重力封じ込め型核融合炉」です。もちろん永久機関ではありませんが、その寿命は100億年程度であり、日常的な尺度では「永久に」エネルギーを利用可能です。
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